本人にやる気があり、そして実際に「できる人」というのは、会った瞬間に分かるものだ。私がヘッドハンターだからというより、大抵の人も同じように感じるはずである。武士と武士の出合い頭ではないが、一瞬で相手を見切る。大抵その判断というのは正確である。個性や能力は、言葉づかいや身のこなし、目線などに、黙っていても自然とにじみ出るものだ。たとえば、芸能人でもスターと呼ばれるような人は存在感が違う。オーラとでも言ったらいいだろうか、普通の人とは違う何かが伝わってくる。
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こちらがそう思って見るからではない。そういう人といると、確かに空間や時間の密度が違うような気さえする。それは経験に裏打ちされたもので、年数をかけてつくり上げられてきたものだ。素質があっても磨かなければ外に現れないのは他の能力と同じである。ビジネスの世界でも「できる人物」には、独特のオーラがある。ヘッドハンターにとって、相手の放つ気を感じることも職業上不可欠な資質である。有能なヘッドハンターほど勘も鋭いといえるだろう。